同軸ケーブルの種類と規格

同軸ケーブルの種類と規格、特性インピーダンス別のコネクタの種類など同軸ケーブルの基礎知識を入門者向きにわかりやすく解説しております。

◆特性インピーダンス50Ω・75Ωの同軸ケーブルの種類(もくじ)

◆特性インピーダンス50Ω・75Ωの同軸ケーブルにはどのような種類がありますか?

◆同軸ケーブルの主な種類(50Ω)

 特性インピーダンス50Ωの主に無線機のアンテナ給電線として使用される同軸ケーブルの種類としては
●3D-2V
●5D-2V
●8D-2V
 等の同軸ケーブルがあります。

 尚、高周波数帯域の伝送に強く、絶縁体に「発泡ポリエチレン」を使用、外部導体は「アルミ箔」「編組線」を重ねたものが使用された無線機のアンテナ給電線として使用される同軸ケーブルとしては
●5D-FB
●8D-FB
●10D-FB
 等の種類の同軸ケーブルが主流の規格です。

◆75Ω同軸ケーブルの種類について

 特性インピーダンス75Ωの主に無線機のアンテナ給電線として使用される同軸ケーブルの種類としては
●3C-2V
●5C-2V
 があります。

 但しこの種類は一昔前の住宅では主流として使用されていた時代がありましたが、現在は製造が盛んではありません。

 尚、50Ωと同様に高周波数帯域の伝送に強く絶縁体に「発泡ポリエチレン」を使用し外部導体が「アルミ箔」「編組線」を重ねた無線機のアンテナ給電線として使用される同軸ケーブルには
●3C-FB
●5C-FB
●7C-FB
 等の種類があります。
(※同軸ケーブルの記号の読み方の解説はこちら)

 この他、代表的な75Ω同軸ケーブルの種類は以下の表にまとめます。

【75Ω同軸ケーブルの種類】
種類構造・用途
3C-2VS多数の銅線によるスクエア構造の同軸ケーブル
5C-2VS
1.5C-2VS
6C-HD絶縁体が3層構造となっているHISDI伝送専用ケーブル
7C-HD
8C-HD3C-FB
3C-FWFBケーブルスペックの移動仮設用同軸ケーブル
5C-FW

◆地デジや衛星放送・TVアンテナの接続ケーブルとして利用される同軸ケーブルとは?

◆高周波同軸ケーブル

 同軸ケーブルとは、不平衡な高周波信号を効率よく伝送するための「特性インピーダンス」が規定された被覆電線の一種です。(※正式名称は高周波同軸ケーブル)

 同軸ケーブルは、構造上ケーブルの断面が同心円を何層にも重ねたような形状となっており、この一つの中心軸に対して円筒を重ねるように被膜する構造であることから同軸ケーブルと呼ばれております。

 一般家庭では「TVチューナー」「地デジ」への移行の際にはTVアンテナを接続する10M超の75オームプラグなどのケーブルに同軸ケーブルが見られます。

◆同軸ケーブルの構造と仕組み

◆銅線と絶縁体の4層構造

 同軸ケーブルの基本的な構造は、4層の円筒状を重ねた構造となっております。

 ケーブルは銅線の束で形成される内部導体(中心軸)とそのまわりを覆う網組み銅線で形成される外部導体で高周波信号を伝達します。

 外部導体は金属製である事からこの層で信号の漏洩や外部電波の侵入を食い止める効果(シールド効果と呼ばれます)がある点が同軸ケーブルの利点でもあります。

 銅線のまわりには絶縁体がそれぞれ覆う形状となっており、内部導体(中心軸)の外膜に「ポリエチレン誘導体」、外部導体の外膜には「PVC(ポリ塩化ビニル)」の保護皮膜が覆う構造が主流です。

 同軸ケーブルの4層構造とは内部導体(中心軸)、絶縁体としてポリエチレン誘導体、網組み銅線、PVC保護皮膜の4層を指します。